Monday, 10 December 2012

観光 ~バーレーン~

ここバーレーンにはあまり観光名所はありませんが、それでも中東らしい観光スポットはあるのでいくつかご紹介します。

(スーク)
スークとは市場のような所です。布やドレス、雑貨、土産物、アクセサリー(ゴールドや真珠等も)を売る小さな店がゴチャゴチャひしめいています。前回の投稿で掲載した、アバヤとトウブの塩胡椒入れや練香水もここで買いました。とてもゴチャゴチャしているので、私は日本人の知人に案内して頂き、良い店をいろいろと教えてもらいました。
夫はYシャツを何着かオーダーメイドで作り、出来栄えは、成功したものは7割、まあまあのものが3割ほどでした。生地から選べて、完成後もサイズがいまいちだと調整してくれるので、値段の割には良いものができます。アラビア文字で自分の名前が入ったアクセサリーも作れます。金メッキだと1200円くらいから、本物のゴールドだと2万円くらいからです。

(モスク)
滞在中の部屋から見えるモスクへ行ってきました。バーレーンで一番大きなモスクで、金曜以外はモスク内をガイド付きで見学できます。ガイドの方が装飾やイスラム教について説明してくれます。女性にはアバヤを貸してくれます。ガイドもアヤバレンタルも無料です。イスラム教のお祈りは、時期によって時間は異なりますが、朝は4時前~夜は8時頃まで、1日5回行われます。メッカ(サウジアラビア内)の方向を向いて礼拝をします。基本モスクに出向き、イマーム(導師)の説教の元、礼拝を行うのが通常ですが、宗教に対して熱心かそうでないかで特にお祈りをしない人もいるようです。朝4時前に起きてモスクに行くことについて、睡眠支障はないのか聞いた所、再び家に帰って寝るそうなので大丈夫とのことです。
1日5回の礼拝、ラマダン(断食)など「人間は弱い存在である」ということを意識して、生活のリズムや精神を整え、食べ物へ感謝する心を忘れない精神のもとに様々な規律があるそうです。
実際にイスラム教の国に住み、以下のリンクを読むと、考えさせられることがたくさんあります。
詳しくはコチラ↓
http://www.mirai.ne.jp/~uae/arabudeisuramu.htm#5.イスラム原理主義は危険な集団である!



(生命の木)
南東の砂漠地帯にぽつんと立つ一本の大きな木。周りには何もなく、木が一本立っているだけなので、正直「ふ~ん」という感じで見てきました。かつて豊富な地下水があったそうです。









(バーレーン・フォート)
バーレーンは昔、メソポタミアとインダスをつなぐ中継貿易の拠点として栄えており、城砦として作られたところです。


(ショッピングモール)
いくつかの大きなショッピングモールがあります。どこの国も大きなショッピングモールは同じですね!洋服はH&M、forever21、Zaraなど定番のお店から、電化製品、スーパーマーケット、レストラン・カフェ、映画館などが入っています。




Monday, 3 December 2012

バーレーンへ到着した日

バーレーンへ到着したのは8月中旬の頃。モントリオールから長い乗り継ぎ時間などを含め、家からバーレンのホテルチェックインまで30時間かかりました。
(位置)
ここバーレンのお隣はサウジアラビア、南はカタールに囲まれた所に位置している島国です。サウジアラビアには橋で繋がっています。

(ラマダン)
私たちが到着したのはラマダン(イスラム教で1ヶ月の断食)の時期。太陽が出ている間は、水も食べ物も口にしてはいけないので、夜になると道は混み出し、皆食事へと出かけます。この時期、外国人の私たちも、昼間は人前で飲食する姿を見せないように気をつけないといけません。子供もランマンをします。ラマダンをする人たちは、朝から午後2時まで働き(学校も)、その後は家に帰って寝て、夜起きて親戚の家やレストランでひたすら食べ続けるそうです。
そして、このイスラムの国では、様々なルールがありますが、このバーレーンでは服装は自由(さすがに肩を出したり、ミニスカートやショートパンツは微妙。男性は基本公共の場では長ズボン。)、飲酒がOK(島内で2箇所だけアルコールショップがあり、レストランやホテルでも飲酒可能。)です。

(衣装)
そして、驚いたことに、たくさんの人がトウブ(白い男性用衣装)、アバヤ(黒い女性用の衣装)を着ています。テレビやモントリオールでも時々見たことはありますが、実際にたくさんの人が着ているのをみると、なんとも迫力があります。身長も高いせいでしょうか。
アヤバ・トウブの塩誇称入れ


(バーレーンの女性たち)
元来、この国では女性はアバヤを着る義務はないそうですが、昔、クウェートから来たお金持ちたちが着ていたのを真似して着始めたそうです。すごく濃いお化粧、髪型・ファッション(髪型・服はアバヤで見えませんが、靴は高いハイヒールを履いている人をよく見かけます。)にはお金をかけているようで、ちょっとしたお出かけにもわざわざ女優メイク、髪セットをサロンでしてくる人もいるようです。映画とかでみるような美しい女性がたくさんいます。アバヤを着ていることが多いので顔しか見えませんが、とにかく目鼻立ちが整った美しい女性が多いです。いつも女性同士で固まり、ヒソヒソと楽しそうに話をしています。

(香水)
香水を使う文化があり、部屋用の香水(スチームを使うアロマなども)、アラビアンチックな香水を5m先まで匂うくらいの人もいます。
練り香水

(メイド)
この国にはたくさんの移民労働者がいます。インド人、フィリピン・バングラディッシュなのどの東南アジア人が、ルームボーイ(掃除)、メイドとして働いています。メイドは24時間住みこみでも1ヶ月2万位から雇えます。あまりにも安い賃金など問題もあるようですが。日本人は優しいのでメイドさんの扱いが良いらしく、一度日本人の家で働くと、ずっと日本人の元で働きたい人が多いようです。日本人は週2、3回掃除・洗濯にきてもらうお家が多いようです。

(休日)
週末は、金・土曜になります。日曜は平日となるので仕事に行ったり、役所などもあいています。イスラム教ではラマダン以降、休日が増えます。クリスチャンでもないのに、外国人が12月に入るとクリスマス休暇に入るので、バーレーン人もクリスマス中は休みになるようです。